生きていると、どうして自分には何もないんだろう?と思う瞬間がありませんか。
言葉にならない苦々しさだったり、
心に空白があるような気持ちだったり、
どうしようもなく泣きたくなるときがあります。
そんなとき、自分にないものを
ひとつ、またひとつと数えてしまうかもしれません。
ノートや紙とペンを用意して、
あるものをひとつひとつ書き出してみてください。
・友達
・思い出
・好きなこと
・家族
・褒められた記憶
・かけられた言葉
・おいしかったもの
・楽しかったこと
どんな小さなことでも構いません。
誰かが「ありがとう」と言ってくれた。
そんなことで大丈夫。
ひとつひとつあるものを繋いでいったら、
自分自身の持っているものを再確認できます。
生きている限り、何もないということはあり得ません。
だって、そこにあなたがあるのだから。
一人で生きているように錯覚するときがあります。
そんな時は、思い出してみてください。
自分を豊かにしてくれる小さなものたちのことを。
明日が今日よりちょっぴり素敵になりますように。
文・絵 Natte