“武器になる哲学”②アリストテレス・ニーチェ

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“哲学というと「実世界では使えない教養」と捉えられてきたが、それは誤解。実際は、ビジネスパーソンが「クリティカルシンキング」つまり現状のシステムへの批判精神を持つために、重要な示唆を与えてくれる学問である。”

“武器になる哲学” 山口 周

哲学的な専門書ではなく、ビジネスの視点から50のキーコンセプトをまとめているので、大変わかりやすく実践の場でも応用しやすいとおもいます。

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“自分の努力に対して正確に相関する報酬を受け取れる。そういうわかりやすいシステムであれば、人間はよく働く。そう思ってる人がすごく多い。雇用問題の本を読むとだいたいそう書いてある。でも僕は、それは違うと思う。労働と報酬が正確に数値的に相関したら、人間は働きませんよ。何の驚きも何の喜びもないですもん。” 本文内引用〜内田樹・中沢新一『日本の文脈』

 

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01 . アリストテレスの「ロゴス(論理)」「エトス(倫理)」「パトス(情熱)」

⇨論理だけでは人は動かない。人の行動を本当の意味で変えようとするのなら「説得より納得、納得より共感」

04 . ニーチェの「ルサンチマン」〜イソップ童話の酸っぱいブドウ〜

イソップ童話に酸っぱいブドウという話があります。キツネが美味しそうなブドウを見つけるけれど、どうしても手が届かず、やがてキツネは「あのブドウは酸っぱいに違いない、誰が食べるものか」と言い捨てて去ってしまうというストーリー。これがルサンチマンに囚われた人の典型的な反応です。高価な高級ブランドや、高級ブランドが出す新作は、ルサンチマンの解消行為ともとることができる。また「高級フレンチなんて行きたいと思わない、サイゼリアで十分だ」という意見もルサンチマンを解消しようとしている。サイゼリアが好きなら、「サイゼリアが好き」とシンプルに言えばよく、高級フレンチを好む人たちよりサイゼリアを好む自分は優位にある、という主張となる。

 

文 natte

写真 Keisuke Nakamura

撮影場所 北海道