“暮らしとごはんを整える。”

natte-art

“暮らしとごはんを整える。” 料理人ちこ

ふと今の私たちの暮らしに耳を澄ましてみると、そこにあるのは、無機質で、均一で、生命を感じられない音ばかりではないでしょうか?

チーン、と電子レンジが食事の合図。聞こえて来るのは、テレビの音に、エアコンや冷蔵庫がブゥーンと響く音。様々なノイズ。どれも、心を冷やす音ばかり。

音楽も、時代とともに、アナログからデジタルになり、レコードからカセットテープになり、CDから音楽データになりました。デジタルは確かに便利。けれど自然の音のような”ゆらぎ”がなくて、均一な音しかしないのです。

どんどん、自然な、あたたかい音が駆逐されていきました。

生命というものは、自然なリズムの中で育まれるものです。

動物たちも、鳴き声に足音、カラダを震わせたり、揺らしたりする響きで、迫るキケンを察知して、気持ちを伝え合って、生きているのです。

人も動物も、耳だけで音を聞いているのではなくて、カラダ全体で、そのバイブレーションを感じています。そして、そこから自分が生きていくために必要な情報を無意識にキャッチして、生命のリズムを整えているのです。

けれど現代の人は、機械的なリズムの中に閉じ込められてしまいました。

すると、カラダもココロも、リズムがおかしくなってくるのです。




〜 心は形を求め、形は心を求める 〜

心は目に見えないものなので、なかなか整え方がわかりません。

しかし、空間や行動と行った”目に見えるもの”の形を整えることで、心を整えることができるのです。

整えられた台所に静寂な心で立つことができたら、光あふれるおいしい料理が生まれます。

そのとき、料理の神様がそばで守ってくれていると感じられることでしょう。

natte-ごはん

 

まとめ natte