『絵本の月巡り展』

絵本のはじまりは、 日本では平安時代の絵巻、 西洋では16世紀の宗教改革の頃だった といわれています。 神話や宗教や暮らしの中の想いや 社会へのメッセージなど、 様々な物語を伝える手段や図鑑として、 世界中のいろんな土地の様々な時代で 描かれ続けています。 現代の漫画やアニメや小説や 写真エッセイなども、 絵本といえるかもしれません。

言葉がない絵本もあれば、 物語ではなく科学を説明した絵本もあります。

言葉で伝えたいことと、 うまく伝えきれないこと、 どうしても言葉にしたいことと、 どうしてか言葉にしたくないこと。 『絵本の月巡り展』では、ふだん言葉にはうまくならない感情やあたまのなかに流れている記憶の断片や思考になるまえのものを色や線に変えていきながら、物語の世界を散りばめるように絵を描いています。

これから生まれるストーリーを想像しながら。

絵のなかの時間に流れる、 物語の断片を想像していただけたら嬉しくおもいます。

 

絵・文 natte