“シンギュラリティは近い〜人類が生命を超越するとき”

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“シンギュラリティは近い〜人類が生命を超越するとき”

レイ・カーツワイル

 

技術的特異点(シンギュラリティ)の到来をいち早く予見し、現在はAI(人工知能)開発を指揮するレイ・カーツワイルの名著「ポスト・ヒューマン誕生」の主要部分をまとめたエッセンス版。

 

シンギュラリティの到来後、人間の脳という生物学的な起源を持つ知能と、人間が発明したテクノロジーという起源を持つ知能が、宇宙の中にある物質とエネルギーに飽和するようになる。知能は、物質とエネルギーを再構成し、コンピューティングの最適なレベルを実現し、地球という起源を離れ宇宙へ、外へと向かうことで、この段階に到達する。

今のところ、光速が、情報伝達の限界を定める要因とされている。この制限を回避することは、確かにあまり現実的ではないが、なんらかの方法で乗り越えることができるかもしれないと思わせる手がかりはある。もしもわずかでも光速の限界から逃れることができれば、ついには、超光速の能力を駆使できるようになるだろう。われわれの文明が、宇宙のすみずみにまで創造性と知能を浸透させることが、早くできるか、それともゆっくりとしかできないかは、光速の制限がどれだけ揺るぎないものかどうかにかかっている。とにかく、宇宙の「もの言わぬ」物質とメカニズムは、このうえなく素晴らしい知性体へと変容し、情報パターンの進化に置けるエポック6を構成する。

これが、シンギュラリティと宇宙が、最終的に迎える運命なのだ。

 

写真 inaba keita

まとめ natte