「たしなみについて」白洲正子さん

素人のよさなんてもの、 ほんとうはないのです。

もしあるとすれば、 それはその人間のよさです。

人間的に、 れっきとした玄人であるのです。

 

「美」というものはたった一つしかなく、

いつでも新しくいつでも古いのです。

その「つねなるもの」は、

しかし大きくも小さくもなります。

子どもの描いた絵と、

立派な芸術家の仕事では、

美しさにおいて変わりなくとも、

大きさにおいて違います。

 

 

ー 白洲正子さん「たしなみについて」よりー

 

文引用・イラスト Natte